2007年12月9日日曜日

プロフェッショナルの鍛え方①

20代、30代にとってはチャンス到来!

歴史的に振り返ってみると、
エスタブリッシュで育ってきた人材は、大変革期の大きな変革に対応できない事がわかる。

江戸時代、幕臣には明治維新を起こすことができなかったわけだし
結局、下級武士や浪人といった20代の若者たちによって変革は実行された。
変革期の20年くらいには、20代、30代の人が大活躍する場があるのである。

戦後の日本もまったく同じ状況だった。
財閥解体によって新しいチャンスが沢山生まれたとき、
10代、20代の人たちが新しい企業を創出していった。
そして彼らが世界に冠たる日本の企業を作り上げてきたのである。

戦後の混乱期から何十年かたった今、日本はまた変革期を迎えている。
現在は、50年から100年かぶりに巡ってきた大変革期なのだ。

ポータブル、マルチプル、サイバー等、これまでになかった要素が
一気に噴出している時代なのである。

こうした新しい変化に対して、従来のことに精通している人材ほど
その対応に出遅れてしまうという傾向ある。それは、
その人が持つ分別そのものが生涯になってしまうから。
新しい変化には、論理的に考えるのではなく、新しいものへの
嗅覚といった感覚的な要素が問われるし重要視される。

新しい人材育成、人材発掘のノウハウが求められているのだ。

「プロフェッショナルの鍛え方」(ゴマブックス)

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