2008年1月6日日曜日

プロフェッショナルが必要となる企業ステージ

企業ステージとしては、

1)次の収益の柱をつくる事業開発人材(再強化期) ・拡大志向の会社 ・上場直後のベンチャー企業 ・

2)次の収益の柱を創るM&A関連人材(再強化期) ・買収時の効率的な財務構造について提案し、財務インパクトを 経営者にインプットできる人 ・被買収企業とのシナジーを図るための戦略構築ができる人 ・買収後、被買収企業の経営者として経営再建、買収企業との 企業統合ができる人

3)経営管理体制強化人材(プロフェッショナル期)
・内部統制の仕組みを確立しきれていないIPO後のベンチャー企業 ・経営者の視点を持って経営管理体制を構築できる経営のプロ ・

4) 人事・組織開発のプロ(事業拡大期・プロ化期・再強化期)
・人材を惹きつけ(採用・維持)、組織を動かすリーダーシップを 持つ経営者(COO) ・経営者のビジョンの具現化方法として、人的資源が最大活用できる 仕組みを考え実行できる執行役員レベルでの人事責任者 (採用・育成・評価報酬制度設計・配置など) ・実務家人事部長 人事・組織開発に強く、経営目線を持ったプロのニーズ高い。 社内外の人的資源の維持・獲得に向けて、企業・個人にとっての 成長ストーリーを創り、伝える事で、必要なときに必要な人材の 確保に成功できる確率が高まる。 事業や企業の急成長を支えるものの一つは、経営戦略を具現化する ための人事戦略であるが、これをつくる事ができる「経営プロ」 人材は本当に少ない。

5)企業再生のプロ ・企業再生期についても引き続き、経営のプロ人材のニーズが 見込まれる。
①財務体質を改善するプロ(BS改善)
②コスト削減案を立案し効率化を徹底するプロ(P/Lのコスト削減)
③本質的な売り上げ増のための抜本的改善策の立案及びそれを実行 できるプロ(P/Lの売上増) バイアウトファンド経験者や産業再生機構OB。 根本的な③の根治治療ができる人材は圧倒的に不足している。

6)音楽・映画・アニメ・ゲーム等のエンターテイメント業界。
より売れるものを考え、巨額の資金を調達し、製作効率を高め 版権などの権利関係の契約を最適化し、流通チャネルを多様化する。 さらに、派生商品構築など、一作品からの多様な収益モデルを構築し 海外も見据えた市場を開拓していく経営のプロ。

7)モバイル関連業界 モバイルならではの新規事業開発、モバイル上のメディア開発。 (コミュニティづくり、ユーザー囲い込み)等、モバイルの特性 を活かした広義のモバイル関連の人材需要は驚異的。

8)カテゴリーキラー セグメント特化型で事業展開する分野。 アクティブシニア、30代の働く女性、等小セグメントに対する 仕掛けを施す経営のプロ人材。